祭りが終わって

オリンピックのフィギュアスケート競技が一段落しましたね。
4年に1度の大祭を堪能できました。
宮原、坂本両選手おつかれさま。いや「おめでとう」。
特に宮原選手は自分の持てる全てを出し切って何の悔いもないでしょう。
坂本選手も小さなミスはあったけど見ていて感動できる演技でした。もう少し得点くれてもよかったのに。

日本人選手以外もよかったです。
特に、普段冷静なメドベージェワがあんなに激しい感情を見せるなんて、やはりオリンピックは別格だと思いました。
3位のオズモンドは失礼ながら予想外でしたが、カナダの団体戦での強さが本物だったことを証明してくれました。
(カナダ… ケヴィンがいたらもっと応援したのに)
5位のコストナーも、何より本人が楽しそうでよかった。
そして優勝のザギトワですが、
「う~ん、またしても」。

なんかフィギュアの女子シングルって、シニアデビュー(15才)の頃が体力的にピークな気がするんですよ。
今回年齢制限で出れなかった紀平梨花にしてもトリノに出れなかった真央にしてもそんな感じだし。
オリンピックの歴代の勝者だけを見ても、ソチのソトニコワ、ソルトのサラ・ヒューズ、長野のリピンスキー。
選手として熟成する前にフィジカルの強さで勝ってしまった人の多いこと。
別にザギトワが嫌いなわけではないんですが、何年も頑張ってきた人よりもそういう人の方が評価が高くなってしまうのが女子フィギュアの宿命なんでしょうか。
(しかもフィジカル重視の流れを作ってしまったのが他ならぬ伊藤みどりというのが、ファンとしてはますます複雑な気分)

そして今回女子では一番応援していた長洲未来ですが、結果は残念ながら10位。
けれど私はとっては満足です。フリーでもきっちり3Aを挑んできた彼女を見てそう思いました。
現状のルールでは、女子が3Aに挑むメリットはほとんどありません。そこを敢えて挑んだ長洲は、順位や点数よりも自分のために大事なものを選んで挑んだのだと思います。
むしろそれ以外の部分で、体調が万全でないように見えたのが残念ではありました。
が、団体戦できっちり3Aを決めてチームに貢献し、自らの実力も示せてよかったと思います。
そして、そんな団体戦の長洲を見てうるうるしてたアダム・リッポンも大好きだ!


なんかいつも以上にグダグダな文章ですみません。
今からエキシビ見て冷静さを取り戻したいと思います。
(たぶん無理)


あ、言い忘れてました。
日本女子カーリング銅メダルおめでとうございます!
3位決定戦は見れなかったけど準決勝の韓国戦、めちゃくちゃおもしろかったです。
あれを見ていて日本チームはもちろん韓国チームのことも好きになりました。韓国決勝がんばれ!

羽生も宇野もおめでとう!

フィギュアスケート男子シングル、やりましたね!
羽生選手、宇野選手、おめでとうございます!!

宇野選手が好調なのは団体戦でわかっていたし、羽生選手も金曜日のショートで不安を払拭してくれてたので、二人ともメダルを狙えるとは思ってましたが、ダブル表彰台、すごいです!
しつこいけど、おめでとうございます!!

ショートではフェルナンデス、ボーヤン・ジンの両選手も素晴らしい演技を見せていましたね。
フェルナンデスの演技には心底感動しました。
そして四大陸選手権の時から格段に進歩したボーヤン・ジンに驚愕しました。ジャンプだけの選手が一カ月足らずであれほど成長できるとは?
(ジャンプ漫画のキャラ並みの急成長でした)

なので本当いうと、メダルはこの4人の誰がとっても嬉しかったんですがw
(それよりなにより、ケヴィン・レイノルズにもオリンピック出てほしかったぁ)
それでも私も日本人の端くれなので、もう一度。

日本人選手、ダブル表彰台おめでとうございます!



それにしても、リアルタイムで演技を見れないのがこんなに辛い事だとは。
仕事場ではラジオが流れていて、結果だけを聞かされるという苦行を味わいました。
家に帰るとニュースで何度となくその演技を見ることができましたが、やっぱり見てる側の集中力が違うからなあ。

女子シングルはリアルタイムで見れますように。

決戦の時近づく

あと10日足らずですよ、わくわくしてきます。
いや「艦これ」の話じゃありません。
4年に一度のあの祭りです。
冬季オリンピック開催まであとわずか。
私のお目当てはもちろんフィギュアスケートです。

好きな選手は沢山います。日本人選手はもちろんですが。
男子で気になるのはアメリカのネイサン・チェンと中国のボーヤン・ジン。
どちらも恐るべき4回転ジャンパーです。
ボーヤン・ジンは先日の四大陸選手権で宇野らを抑えて優勝していました。ジャンプ以外が粗削りな状態であの点数。まだまだ伸びしろがありそう。この数週間でさらに化けてくる可能性もある。
そして実力者ハビエル・フェルナンデスやパトリック・チャン、そして日本勢ももちろん優勝を狙っています。

ほぼ間違いなく言えるのは、今度のオリンピックでは4回転ジャンプの嵐が吹き荒れるという事。
史上最高と言われた2002年ソルトレイク大会以降、男子のジャンプのレベルは下降線を辿り2010年バンクーバーでは「お通夜」とさえ言われましたが、今や4回転はトップ選手の必帯の武器。もはや跳ぶのは当たり前で「何度跳ぶか」「何種類跳ぶか」という戦いに。
ジャンプだけがフィギュアの魅力ではないですが、今大会はかつてないほど華々しいジャンプ合戦になることでしょう。


いっぽうの女子はロシアのメドベージェワがダントツの優勝候補でしょう。ただシーズン途中のケガで最近試合に出ていないのが心配です。
(男子の羽生ともども)
そういう意味でロシアのザギトワ、ソツコワも要チェック。とにかくロシアの女子は層が厚いのだ。

同じく層の厚いはずの日本は出場枠が2。あれだけ実力者がいるのにもったいないです。エース宮原知子はもちろんですが坂本花織もいいですね。選手としてももちろん、ムードメーカーとして団体戦でも活躍してくれそうです。

あと、外国勢では特に期待している選手がふたり。
ひとりはイタリアのカロリーナ・コストナー。今回でオリンピックは4度目となる大ベテラン、現役選手にして既にレジェンドの風格を持っています。しかもじゅうぶんメダルを狙える位置にいる実力者です。

もうひとりはアメリカ代表の長洲未来。
両親が日本人ながら米国生まれの米国育ち。日本語は片言でしたがその後勉強し今では漢字も書けるほどの日本フリーク。日米両国のファンから愛されるお得なスケーターです。
その長洲選手、ここ数年は不調が続いていましたが今シーズンは好調。新たな必殺技を引っさげてきました。
その必殺技は、あのトリプルアクセル。
youtubeに、最近行われた全米選手権の時の映像がありますので紹介します。



長洲未来(Mirai NAGASU) 2018 全米 FS

オリンピック前、代表を決める全日本選手権はまさに死闘でした。
それと同じ激しく美しい戦いがアメリカでも行われていたのですね。
(考えてみれば当たり前の話だが)
その大勝負の一番で会心の演技をしてピョンチャンへの切符を勝ち取った長洲選手。
心から「ブラボー!」と言いたいです。
3Aの出来そのものは微妙でしたが、それよりもベテランと言われるようになってなお大技に挑む前向きな気持ちが嬉しい!
まあベテランといってもまだ24才ですが。

フィギュアの選手、特に女子はスポーツ選手としての寿命がとても短い。その短い競技人生を疾走していく彼女たちは本当に密度の高い人生を送っているんだと思います。
言葉にしたら恥ずかしいですが、儚く美しく咲き散っていく花のように。
だからこそ一戦一戦を応援せずにはいられません。


長くなりましたし、まだまだ言いたいことはあります。
(特に出場できなかった選手のことも)
が、一番言いたいのは

「フィギュアおもしろいよ、みんな見ようよ!」


オリンピックでの戦いをただ見るのもおもしろいですが、出場する選手の今まで頑張ってきた軌跡を知ると、間違いなくおもしろさは倍増です。
「応援しなきゃ」って気にさせられる選手がいかに多いか。
まだ間に合います。みんな頑張って予習しよう!

(私も「予習」といいつつ、気がつくと伊藤みどりを見てますが)

すごいものを見た

今週末はテレビでフィギュアの全日本選手権を見ています。
面白いかって? もちろん。
オリンピックシーズンの全日本が面白くないわけがない。


昨日(土曜日)は女子のフリーでした。
特に後半戦の戦いは凄かったです。
最終グループの6人にショートで不調だった三原舞依を加えた上位7人の戦いは見応えたっぷりでした。

ほんの小さなミスともいえないミスで順位が左右されるハイレベルの戦い。
気迫を前面に出す人、秘めた人。怪我を克服して大舞台に臨む人。
誰がオリンピックに出場してもおかしくない豪華な顔ぶれの全力の演技は実に見応えがありました。
(私の涙腺は緩みっぱなし)
その中で女王の貫祿を見せ優勝した宮原知子はさすが。
そしてメキメキと実力をつけショート首位、総合でも2位を掴んだ坂本花織。
どちらも素晴らしかった。いや上位7人全員、本当に素晴らしかった。
このシーズンにはいつも「五輪枠をもっとくれ」と思わずにいられません。



その上位7人のうち、ひとりだけ知らない人がいました。
紀平梨花。まだジュニアで、年齢制限ぎりぎりで来年のオリンピックには出場できないんだとか。
なんかトリノの時の浅田真央みたいです。
似てるのはそれだけじゃない。
類稀なジャンパーという意味でも真央ちゃん並み。
いや、ジャンプに関してはそれ以上の怪物かもしれません。
なにしろ今回の試合ではショートで1回、フリーで2回。計3回のトリプルアクセル(3A)を決めたのですから。

このブログで何度も言ってるように、女子で3Aが飛べるのはほんのひと握り。選ばれし才能の持ち主だけ。
しかも彼女のはただの3Aじゃありません。
フリー冒頭のジャンプは3A-3Tのコンビネーションでした。
ダブルトウループ(2T)じゃないですよ。
トリプルトウループ(3T)ですよ。
3A-3Tですよ!!!
見ていて思わず
「嘘やん!?」
と叫んでしまいました。

今までの女子が誰一人として試合では飛ばなかった大技。
あのジャンプの申し子、伊藤みどりでさえ試合では一度も挑まなかった3A-3Tを、いとも軽々と決めてしまうとは!?



私が知らなかっただけで、紀平選手は既に公式戦で何度か3A-3Tを成功させているようです。
どころか、他の試合では3A-3T-2Tまで決めています。
3A-2Tじゃないですよ。
(それだってじゅうぶんすぎるほど凄い技だが)
3A-3T-2Tですよ!
(もちろん女子史上初です)

もう、開いた口が塞がりません。


こんな選手を待ってたんだよ!


彼女の3Aはとても安定して見えますし、アクセル以外のジャンプも非常に質がいい。
その上スピンも美しく、文句のつけようがありません。
フィギュアファンの間では「浅田真央以来の大物」と目されているようです。
が、私は思うのです。
彼女の持つジャンプの力強さ、レイバックスピンの美しさ、フライングシットスピンのかっこよさ、リンクを縦横無尽に駆け抜けるスピード感。くわえて音感の良さ。
彼女はむしろ、
「伊藤みどり以来」の選手なのかもしれないと。


3Aという大技を合計3回決めても表彰台がやっとというのが、今の全日本のレベルの高さを如実に物語っています。
しかし紀平梨花にはまだまだ伸びしろがありそうです。経験を積み取りこぼしをなくせばさらに上を目指せるでしょう。
ジャンプに関しては今後、女子ならではの体型の変化に苦しめられるでしょうが、もしそこを乗り越えられたら…

彼女ならロシア勢にも勝てる。そう思います。


鈴木明子、浅田真央、村上佳菜子と好きな選手が引退してしまい寂しい思いをしてましたが、新たな期待の星にわくわくが止まりません。
来年のピョンチャン五輪どころか、その次のオリンピックまでが楽しみになってきました。
紀平梨花さん、「わくわく」をありがとう!

仕方ないけど、残念で悲しくて。


日馬富士の暴行事件の話題が世間を賑わせ続けています。
ずっと気になってました。
私の一番好きな現役力士が日馬富士だったからです。

事件が明るみになった前日、九州場所二日目の取り組みをテレビで見て「何かおかしい」とは思いました。
先場所で優勝した横綱とは思えない、まるで心ここにあらずといった気の抜けた取り組み。
思えばその時、彼の心の内は土俵どころではなかったのでしょう。

事件から何日たっても情報が錯綜し何が真実かさっぱりわからない。一ヶ月近くたった今になっても全容が解明されたとはいえません。相撲界の隠蔽体質は予想以上ですね。
はっきりしているのは日馬富士本人が引退を決意し表明したという事。

理由はどうあれ横綱としてふさわしくない行為をした。
引退は当然だと思います。
当然だと思うけど、悲しいです。


私の好きだった歴代の力士は、小兵の人が多いです。
力押しの相撲より、華麗な技で相手を負かす相撲が好きなので。
そういう意味で一番好きだった力士の一人が若乃花関でした。
抜群の技の持ち主、若乃花。しかし彼は不遇の力士でもありました。
小兵力士が横綱をつとめる事の苦しさを、テレビを通して見続けていました。

そんな若乃花の引退以来、好きだといえる力士はいませんでした。
そんな中、ようやく現れたのが安馬、後の日馬富士です。
小さな身体を最大限に生かし、巧みな相撲で横綱までのぼりつめ、そして若様が遂に果たせなかった横綱としての優勝も果たした。
小兵力士の限界と思われた壁を易々と乗り越えたヒーロー。私が若乃花に見ていた夢を叶えてくれた力士。
それが私の目に映った日馬富士でした。

その彼の不本意な引退は本当に残念です。
(そして私のテレビ離れはますます進むでしょう)

けれど彼の引退の決意は尊重します。
ぐずぐず進退の決断を引き延ばさず自分から引退を決めた。
事件を起こしたのは確かだけれど、それに対する責任を彼はきっちりと果たそうとしている、そう思います。
そういう意味で、彼は最後まで私の期待を裏切らない力士だったと今も思っています。

今は日本中からバッシングされているであろう日馬富士ですが、私は敢えて言います。
今までありがとう。
私は貴方と貴方の相撲を忘れません。



プロフィール

雪山雪男

Author:雪山雪男
「艦これ」大好きな元「Answer×Answer」プレイヤー。
老眼と戦いながらプラモ作りに励んだり、気まぐれで小説を書いたりする日々です。

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