線引きは難しい

数日前、アイドルグループがナチス風の服装でライブに出ていたとかで物議をかもしていましたね。
詳しい事は知りませんが、人ごとには思えません。
だってナチスの服装がいけないというなら、私のようにドイツの戦車や潜水艦のプラモを作るのもダメ、という事になりかねませんから。

プラモ作りが大手を振っていばれる趣味ではない、というのは承知しています。しかし普通にお店で買えるものを作っているだけですから、多分犯罪とはいえないでしょう。
プラモどころか、『ガールズ&パンツァー』のイベントでは実物大のⅣ号戦車のはりぼて(?)まで出展されたそうですが、それが大きな問題になったとは聞いていません。
ナチスの服を着て踊るのは駄目で、ナチスの兵器を飾るのはオッケー。
考えれば考えるほどわかりません。どこで線引きがされているのか。
おそらくアイドルの方は目立ちすぎたからクレームをつけられたのでしょうが、どうにも理不尽な気持ちがぬぐえません。


もちろん、かつてナチスがやった事は犯罪です。それを忘れてはいけません。
しかしそれを言うなら、程度の差こそあれ日本軍もいろいろ酷いことをしました。
枢軸国だけじゃない。連合国だって多かれ少なかれやってます。ソ連なんて酷いもんです。さらにいえば大戦後のアメリカがベトナムやその他の国でしてきた事は、どうでしょうか。
どこまでが許されてどこからはいけないのか。負けた国のなら駄目で勝った国のならいいのか。


なんでもイスラエルの大使館からそのアイドルグループに対して、ナチスの暴虐についてのセミナーを設けたい、などという提案がされてるそうです。確かに、過去の歴史を知るのはいい事だと思います。が、せっかくですからその際には、今のイスラエルがガザ地区でパレスチナ人にしている事についても教えてもらえばいいと思います。


私と三国志

今日こそAnAnの三国志チャレンジを押しに行くつもりでしたが虚しく断念。
しかたないので自分なりの三国志を語ります。

私が三国志フリークになれるチャンスがあったとしたら、それはメガドラ『三国志2』を買った時でした。あれが良ゲーであったなら。
新品で買ったソフトを2週間で叩きつけるように中古ソフト屋に持ち込み、二束三文で買い取られたあの苦い思い出。
以来、光栄と三国志にはマイナスのイメージがついて回ります。
三国志を知らなくてもそれは私のせいじゃない。光栄のせいだ!
(相変わらず責任回避が得意なエトワ-ル☆)


皆が口を揃えて薦める横山光輝のマンガも私は読んでません。
横山光輝というマンガ家に何の食指も動かないのです。
大家と呼ばれるマンガ家の中でも手塚、石ノ森、横山といったマジメな作風の人はどうも苦手です。
『コメットさん』の漫画を書いてたのは誰なんだ! と言われると少々つらいですが。
(でも読まない)

といって三国志にまるっきり無知というほどでもありません。
NHKでやってた人形劇の三国志は好きでした。あれは文句なしに面白かった。
好きだったキャラは(孔明、関羽あたりはデフォとして)呉の周瑜、魯粛のデコボココンビ。魯粛って本当はあんなよぼよぼじいさんじゃなかったと思うけど。
それと好きだったのが紳々&龍々。道化役を兼ねた語り部で三国志初心者にもわかりやすく話をかみ砕き、それでいて話の流れを切らない絶妙なキャラでした。
この人形劇三国志、TVで見ていた最中にNHKの集金人が来て有無をも言わせず受信料を払わされたという苦い経験もあったりと、いろんな意味で思い出に残る番組でした。

あと面白かったのが中国で作られた実写の三国志。
人海戦術という言葉どおりのエキストラ、そして三国志を演じるために生まれてきたとしか思えない役者の面々。
孔明や関羽など演じているというよりタイムスリップで連れてきただろというレベルで、これは本場中国でしか作れないドラマだなあとつくづく思いました。
話が少々重く、長時間の視聴はつらいですが。

あとは、ああ、『呂布子ちゃん』とかいうアニメも見ました。一話の5分ほど。主役の松岡由貴さんが気の毒に思える出来でした。
『レッドクリフ』!? 知らんなあ。


こんなレベルの私が参戦すれば結果は火を見るより明らかです。
が、ボコられてもいいのでとにかく押したい!
明日はようやく出撃できそうですが、ライトプレーヤーなので15クレも押せないだろうなあ。

全国制覇未だ遠し

ブログに取り上げるほどの事じゃないですが、土曜日に1クレだけQMAしました。
「検定」を選んだのですが目ぼしいものがなく、「中国・四国検定」をやりました。


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1クレならこんなもんかと。
親が島根出身というメリットが遺憾なく発揮されました。
四国も正月に行ったし。
悔やまれるのが、タッチ問題で「山口県」を答えたつもりが手がすべって「山口県近海」を選んでブーになったこと。あれがなければSランクも見えたのに。



一般的な日本人には鳥取と島根が一番わからないらしいですが、私にとっては栃木と群馬です。
左が群馬、右が栃木というのがおぼろげにわかりますが、その程度。
栃木には日光があるけど、群馬の名所ってどこなの?
ひょっとして群馬に一度も行った事ないのかも。行ってないどころか通ったこともない?
思い返せば「秋田」「山形」「愛媛」「高知」「宮崎」「鹿児島」「沖縄」も未制覇です。
「Answer×Answer」でも全国制覇は数えるほどの私ですが、リアルな全国制覇は全然まだまだですね。人生が終わるまでには制覇したいです。

のんきなぼっち旅

4月1日に和歌山で時報マッチをしましたが、ただ行って帰ってくるのももったいない。
せっかく桜の季節なので、そっと途中下車。


13040501.jpg

阪和線が和歌山をまたぐそのひとつ手前に「山中渓」という無人駅があります。
名前からしてひなびた駅ですが、桜の時期だけは乗降客が増えます。
そんな駅です。

去年の今ごろ道成寺に日帰り旅行した時、通りすぎたこの駅の景色にひかれました。
なのでこの日は少し早起きしてここに寄り道した次第です。



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線路の隣を川が並走してます。
川の両側の桜並木が美しい。
満開の桜の中、鉄橋を渡る列車は「撮り鉄」の皆さんの格好のターゲットです。

時報マッチを控えた私の鞄の中はライテ用のぽっぴっぽーと保冷剤でずっしり。体力温存のため一眼レフは置いてきました。
(全ては無駄な努力でしたが)
写真を撮るのはほどほどにして散策しました。
小さな小さな集落で土産屋らしいものもなく、無人駅の向かいに小さな食堂がひとつあるきり。
ここが大阪府だと信じられないほど落ち着いた場所です。平地より少し肌寒い空気が心地よい。
こうして桜の季節にライテをしてついでに花見ができるのも、元を辿ればアバターの誕生日を4/1にしたから。
姫さま、サンキュー☆


先ほどの食堂の店先におにぎりとサンドイッチが売ってたので、ここで早めに昼食することにしました。
人のよさそうなおばちゃんは何度もお釣りに間違えがないか確かめてました。

並木道の脇のあぜ道に登って、地元の人が使ってるらしい即席のベンチに座ってぼっち飯。
おにぎりはプレスで作ったそっけないものだけど、炊飯器の中のあっかたさがほんのり残ってました。
そして手作り感たっぷりのサンドイッチ。
質素な食事でしたが、むしょうに美味しかったです。
(なんか自分がびんちょうタンになった気分)

どこで何を食べようがぼっち飯はわびしいけど、牛丼屋やハンバーガー店で胃袋を満たすだけの食事よりずっといい。
花見をしながらこの小さな駅で2時間いじょう、ゆっくり時間を過ごしました。


ぼっち飯は苦にならないのですが、困るのがそのあと。
私は「食べたあと歯をみがく」習慣がありまして。
美徳には違いないのですが、実際問題として外食の後どこでどう歯を磨くのか、いつも頭を悩ませます。
毎年恒例になってる「AnAn仲間で近隣県ツアー」の際もそれが一番の悩みの種。
で、結局ゲーセンのトイレで歯を磨くのですがこれがどうにも落ち着きません。どう見ても不審者です。私の場合元々ホームレス同然の格好なので全く違和感がないのがせめてもの救いですが。

この日は駅のトイレの脇の洗面所を使わせてもらいました。ちょっと恥ずかしいけどゲーセンのトイレよりマシです。歯磨きしながら桜も楽しめるし。
折しも電車が入線してきて駅のアナウンスが旅情を誘います。

~紀州路快速、和歌山行きです~

あれ~、これって自分が乗る電車だよなー。
歯ブラシの手を休めもせず、乗るべき電車をお見送り。
僅かな滞在の間に、すっかりマイペースな生き方に染まってしまいました。
たまにはこういうのんびり旅もいいよね。

(なんで時報マッチに間に合ったのかは永遠の謎)

『グレコ展』を見にいって

                
絵画を見るのは嫌いじゃないですが他にやりたいことが沢山あるので、展覧会に足を向けることは滅多にありません。
そんな私ですが先日『エル・グレコ展』に行きました。


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一番好きな画家のひとり、グレコの絵がこれだけまとまった数で見れるなんて滅多に(というか二度と)ないでしょうから。


学生の頃からグレコの絵には惹かれていました。強烈な色彩感覚、特に赤の魅力に魅せられて。
遠い昔イギリスに旅行した時、ロンドンのナショナル・ギャラリーにグレコの絵があるというので立ち寄りました。
ものすごく天井の高いだだっ広いその部屋にグレコの絵が置いてある… はずでした。しかしそこには絵も額もなく、ぽかんと不自然に空いた白壁にちっぽけな張り紙がしてありました。
拙い英語力で読み解いてみました。

~ヤッホー! 今日は美術館に来てくれてサンキュー。
ここに飾ってあるグレコの絵は今キョートに出張中なんだ。残念でしたまた来てね。バハハーイケロヨーン!
(大意)

私はショックで二度も昇龍拳しそうになりました。
そしてぶつけどころのない怒りはナショナル・ギャラリーではなく何故かキョートに向けられました。
(くそう京都め)
そんなことがあって見れなかったグレコの絵。その夢がウン年越しで叶うのです。



混雑を避けて平日に行きました。
外出をためらう雨だったけど、おかげで観客は少なく落ちついて鑑賞できました。
飾られていた絵にはただ圧倒されました。

グレコの絵を見たのは今までほんの1、2度。
なのにこの空間は右も左もグレコ一色。
しかも全部本物(当たり前)。
本物の持つオーラは圧倒的です。どんな文学の名作も印刷物でしかないしクラシックのどんな名演奏も再現芸術でしかない。でも今目の前にあるグレコの絵は間違いなく400年前にグレコ本人が描いた現物そのもの。その有無をも言わせぬ説得力にタジタジ。
グレコの絵はとりわけエネルギッシュなので、仕事で疲れた身体には少々毒気が強かったです。見終わった頃はヘトヘトでした。それでいてもっと見たい気持ちが残ります。
欲をいえば一日10枚程度、何日かかけて見れたらなあ。


特に気に入った絵はねえ…

・聖パウロ
 グレコの生まれ故郷のクレタ島ゆかりの人らしいです。グレコの彼への敬愛ぶりが偲ばれる絵です。
この絵、欲しいなあ。
(でも、お高いんでしょ?)



・聖アンナのいる聖家族
聖母マリアがイエスに授乳している絵ですが、私にはマリアが『ジョジョ』のリサリサにしか見えません。
おっぱいをあげる時も「ズギュギュギュギューン」「ズビズバー」という擬音が聞こえてきそう。さすがグレコ、人に描けない絵を描く。そこに惹かれる憧れ(以下略)
(雲の描き方も尋常じゃないよ)



・瞑想する聖フランチェスコと修道士レオ
すっごくいい絵です。この人の悲しみや深い思いがジーンと伝わってきてなかなかその場を立ち去れません。
でも写真や本からは本物のオーラは感じられません。また本物を見に行きたくなります。


・キリストの復活
元気はつらつのイエスもですが、まわりの群衆の描写がとても信長や秀吉の時代の絵とは思えません。ぱっつんぱっつんしたシャツの素材はどうみても最先端のナノテクノロジー、胸元にナイキのロゴが入ってても全く違和感なし。手前の黄色い服の人に至ってはただのボディペインティングにしか見えません。
「筋肉描きたいんや!」というグレコのプロテイン願望が痛いほど伝わってくるのですが、なぜよりによって宗教画で実践するのか、私如きには到底理解不能です。


グレコの才能は一目瞭然ですが、彼の絵を正当に評価したこの時代のスペイン人の柔軟さにも驚かされます。「悪魔に魂を売った男」とか言われて磔にされてもおかしくない時代だと思うんだけど。



それにしてもこの人は服のひだひだを描くのが上手いですね。
私もたま~に絵を描こうとするんですが、メイド服やセーラー服のひだひだが「あ~もう!」って面倒くさくなっていつもそこで挫折。ひだひだだけこの人に手伝ってほしいです。



展覧会を見に行って改めて「本物はすごい」と思いました。そして自分は本当にグレコが好きなんだと再認識しました。
彼の絵に囲まれているだけでとっても幸せな気分です。
(そして京都への怒りもようやく収まりました)

本物のグレコの絵を家に飾るのは無理なので、せめてアバターの解答台の壁紙にグレコを飾りたいです。
というわけでセガさんヨロシク!


プロフィール

雪山雪男

Author:雪山雪男
「艦これ」大好きな元「Answer×Answer」プレイヤー。
老眼と戦いながらプラモ作りに励んだり、気まぐれで小説を書いたりする日々です。

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