宮崎監督復帰の噂に思う

数日前、新聞を読んでいたら気になる記事が載ってました。

「アニメ監督の宮崎駿さんが引退を撤回」

あくまでも鈴木プロデューサーによる談話で監督本人が言ったとは書かれていないものの、一般紙に載っているのだからかなり確実な話なのでしょう。
これが一年前だったら諸手をあげて歓迎なのですが、今は少々複雑な思いです。


去年はアニメ映画の当たり年でした。
私は『君の名は。』と『この世界の片隅に』しか見てませんが、他にもヒット作、話題作、そして良作に事欠かなかったようです。
なんだかんだで日本のアニメでは別格だったジブリ作品。でも、もはや宮崎/高畑監督だけが特別ではない。同等の高いクオリティを持った作品を作れる監督は他にもいる。それを示してくれたのが2016年という年だったと思います。
それが見えてきたこの時期に、宮崎監督の引退撤回。

監督がやる気なのはいい事だと思います。
宮崎さんがひとりでアニメを作るのなら。

問題は、アニメはひとりじゃ作れないという事です。
ジブリが動くと業界が揺れるという事です。


数年前にジブリが制作を止めて、子飼いにしていたアニメーター達が解き放たれた。
『君の名は。』や『この世界の片隅に』といった良作には、こういったアニメーターの方々が少なからず関わっているといいます。
言い方を変えれば「ジブリがなくなったからこそ去年のアニメ映画の盛況があった」と言えなくもない。
そういう人たちが宮崎さんの鶴の一声でまたジブリに戻ってしまう。
(宮崎監督に声をかけられたら「いや」とは言えませんよね)


はっきりいってジブリは作るのが遅い。
それだけの期間、有能な人材が拘束されてしまう。
それで傑作が作れるならばそれでもいいと今までは思っていました。
けれど昨年、ジブリ級の(ある意味それ以上の)アニメ映画が複数作られるのを目の当たりにして、見方も変わりました。
宮崎監督に有能なアニメーターが引き抜かれるのは、今のアニメ界にはマイナスじゃないのかと。


ええ、はっきり言いましょう。
私は心配してるのです。
『この世界の片隅に』の拡張版が見たいのに、それが叶わなくなるんじゃないかと。
宮崎監督には、切に願います。
どうかその時まで、引き抜きを控えてほしいと。

間際のチャレンジ

エトワ-ル☆提督です。
「艦これ」2017年冬イベの大詰めです。
E3海域のゲージは削り終えました。
いよいよラスダン突入です。
(果たしてタイムリミット間に合うのか)



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敵を見ると気の毒になってしまいますが
ここは心を鬼にして!



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ボスマスに辿り着き激戦。
ここまではいくんです。ここまでは。
問題はこっから。
夜戦前半で取り巻きを排除、しかしボスは固い。
あとは北上さまのカットインにかけるしか。



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カットイン来た!
祈るような思いで、いや本当に画面に向かって祈ります。
なまんだぶなまんだぶ、なまんだぶ!



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目を開いたら、目の前に信じられない光景が。
えっ? えっ! ええ~~っ!?

本当に ボス死んどる

ラスダン一発クリア!
こんなの初めてですよ!!
ああ北上さま、北上様、北神さまぁ~~!



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大戦果をあげても飄々とした顔つきの北上さま。
改めて惚れちゃいます☆

百年兵を育てるは、いや3年半雷巡を育てるは、この一瞬のため。
久しぶりに血沸き肉踊る興奮を味わいました。
うはははは、これだから戦争はやめられんわ。



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半分あきらめていたクリア報酬の伊14をゲット!

さらに時間の関係であきらめていたE2堀りを実施したところ、



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2周目で藤波嬢もゲットです!
この日の私、ついてるなんてもんじゃない!!



この後、E3で伊13堀りをはじめました。
(現在も進行中)
しかしあれ以来一度もボスを倒せてません。
そんな実力でラスダン一発クリアって、どんだけラッキーだったのよってことですね。
資源は相当減ったし、伊13にも会えそうにないけど、今回これだけの幸運に恵まれては文句いえませんね。
せいぜいもらった艦娘を大事に育てたいと思います。





スローペースもほどがある

エトワ-ル☆提督です。
イベントも後半戦、いや締日まであと数日というのに、まだのんびりと攻略をしております。
残る海域はE3ただひとつですが、例によってギミックやらなんやら、クリアしなければならない問題が山積み。ああ人生そのものだ。



この海域でやらねばならぬのは、まず彩雲2機を用意すること。

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2機分の彩雲をバラします。
(もちろんそのためには彩雲そのものが必要)
手持ちの彩雲に予備はないので、イベントをこなしながら作りました。



バラした彩雲はトラック方面に輸送します。
空母ではなく、なんと潜水艦で!

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負け戦もいいところです。
ゲームだからいいけどリアルでこんな事…
してた人たちがいるんだよなあ(泣



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その先(Iエリア)の敵を撃退しないと任務クリアにはなりませんが、ローちゃんが張り切って一発クリア。
S勝利で幸先のいいスタートです。



これでようやく本来の敵ボスへの攻撃が可能になります。
が、ボスを弱体化させるギミック解除もしなくては。
このギミック解除が大変でした。
先ほどのIエリアで再度S勝利すればいいのですが…
その1勝が遠かった。
(途中で出撃回数を数えるのをやめました)



数日後、ようやくギミックを解除して敵ボスにご対面です。

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なんかもう、ぐちゃぐちゃですわ



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敵ボス戦は阿鼻叫喚。
力任せに叩きにいけばいいので、ある意味楽といえば楽です。
少なくともゲージは削れます。たとえ一歩ずつでも。
しかし最後に敵ボスを叩くことが果たしてできるのか?
何度挑んでもS勝利はおろか一度もボスを撃沈できてません。

今にして思えば、E2に「千歳」「千代田」を投入してしまったのが致命的失策でした。
どうにもこうにも制空権が取れません。
そして迫るタイムリミット。
どうなる、エトワ-ル☆提督!

このプラモの片隅に

映画『この世界の片隅に』。3回見ました。

「もうじゅうぶん」

と思いましたが、また禁断症状が出てきました。
世の中には「あまロス」という言葉があるらしいです。
私は『あまちゃん』見たことないんでよくわかりませんが、この症状はきっと同じです。

この症状の根本治療には、いずれ発売されるDVDを買うしかなさそうです。
しかしそれまでの間、私はどうやって過ごせばいいのか。
(そうそう映画館ばかり行ってられませんし)

何か代替になるものはないのか!?
そう。さしあたって私にできることは、この映画に登場する艦船のプラモを作ることでしょう。
そんなわけで作ってみました。
今回は艦名を明かしませんので、何を作っているのか当ててみてください。





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さて、これは「タグボートセット」。
ウォーターラインシリーズの隠れた名キットです。



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今回はこの中の「魚雷運搬船」をベースにします。



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不要な部分を削り、足りない部分を継ぎ足します。



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だんだんと上部構造物も組み上げていきます。



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ランナーを削って作った煙突をつけます。
どうやらフネらしくなってきました。



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真鍮線でマストを作り、エッチングバーツの手すりを取り付け。
高価なエッチングも、フネが小さいので存分に使えます。



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はい、もうお分かりですね。
作っていたのは「掃海特務艇第16号」でした!




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とにかくちっちゃいです。




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なにぶん資料が少ないので武装等細かい部分は間違ってるかもしれませんが、広い心で見てもらえればさいわいです。






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他の小型艦船と並べてみました。
左から、睦月型駆逐艦、鵜来型海防艦、13号型駆潜艇、そして掃海特務艇。
睦月が巨艦に見えます!




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これを晴美さんに見せて、
「ふーん」
と言われたいです。



マウスのノリが悪い

エトワ-ル☆提督です。
既に2017年冬イベが始まっています。
が、どうもノリ気になれません。
ひょっとしたら提督業に飽きてしまったのかもしれません。
まあ3年以上遊びまくりましたからね。
いちおうイベントはクリアするつもりでいますが。



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いつもほどの気合が入っていないのは、備蓄の量でも明らか。
先月「ランカーを目指す」などと慣れぬ事をした後遺症ですが。
幸い今イベントは海域が3つと少なめなのがありがたい。
さて、そのE-1海域なのですが…




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近海もいいところですね。
日本海にまで敵艦が跋扈するようになっているとは…
(じきに瀬戸内海もわしらの海じゃのうなってしまうんじゃろか)
既に関門海峡も通れないのが致命的すぎる。
この際、運営には掃海艇の実装を強く望む所存です。

それはそれとして七尾湾まで立ち寄ったなら、とれたてホタルイカをたらふく食べたい食べたい!



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E-1の攻略自体は簡単でしたが、クリアの瞬間に久しぶりの猫荒らしが出てきました。
(焦ったぁ~)
幸いクリアは出来ていたようです。




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続くE-2は連合艦隊による攻略です。
このゲームの、特にイベントの何が面倒といって「連合艦隊」の編成です。
本体に2個艦隊、支援に2個艦隊、計4つもの艦隊の編成は実に面倒。装備換装やらキラ付けやらで、出撃までとんでもなく時間がかかる。
そのうえ資源を貯めるための遠征のスケジュールまで大幅に狂ってしまいます。
「連合艦隊」という言葉の響きには子供の頃から胸踊るものがありましたが、艦これの連合艦隊はどうもなあ。

などと文句を言いつつE-2もクリア。
いちいち書きませんが、後半は結構苦戦でした。



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新艦娘「松風」をゲットしました!
イベントをやってよかったと思える瞬間ですね。
ラストのE-3海域は、甲難度では相当の苦戦が予想されます。
乙に逃げるか、悩みどころです。


私の好きなあるアニメ映画

ブログを始めてかれこれ7年あまりになります。
その間(自分でも驚いた事に)、一番好きなアニメ映画については一度も語った事がありませんでした。
(念のため自ブログ検索してみたら一言も触れてなかった)

『この世界の片隅に』に出会った今となっては必ずしも「一番好き」と言えなくなってしまったそのアニメ。もっと早くに語っておくべきだったそのアニメを、今宵は遅まきながら語りたいと思います。



そのアニメを最初に見たのはいつなのか。
(おそらく夏休みにTVでやってたのだと思います)
初めて見たそのアニメには、とても不思議な印象を受けました。
それはどこかディズニー映画のようであり、当時ハマりまくっていた宮崎アニメのようでもあり。それでいてどちらとも違う独自の魅力を持っていました。
以来、夏休みに再放映でやるたびに「いいアニメだなあ」と思って見ていました。
それが自分が生まれる前にソ連で作られたアニメ映画だという事は後から知りました。
それが『雪の女王』というアニメです。


『雪の女王』には『白雪姫』をはじめとするディズニー映画の影響が強く感じられます。
24コマ撮りのいわゆるフルアニメーションを多用し、特にラスボスともいえる女王の動きは当時のディズニーに勝るとも劣らず、今のレベルで見ても相当なもの。アニメにおいても「西側に負けないぞ」という冷戦期らしい対抗心を感じます。

そう書くと、いかにも社会主義的な話のアニメを連想されるでしょう。
が、そういう要素は驚くほど少ない。
物語の案内役の妖精が要所要所で教訓めいた話をするあたりに古くささは感じますが(なにせ60年前の作品です)、話の中身に社会主義らしさは皆無といっていい。
当時のソ連ではアニメは子供向けのものと軽く見られ、思想統制が緩かったという裏事情もあったようです。



冒頭で「どこか宮崎アニメらしさを感じる」と書きましたが、『雪の女王』は若い頃の宮崎駿が多大な影響を受けた作品として、知る人ぞ知るアニメです。
話の前半に出てくる魔法使いのおばあさんなどは、知らない人が見たら「ジブリの新作か?」と見間違えるだろうレベルだし、中盤に出てくる山賊の娘なども、宮崎アニメにちょくちょく出てくる気の強い女の子の原型にも見えます。
(この山賊の娘、私は大好きです☆)

そういった見た目もさりながら、何より宮崎監督が『雪の女王』に影響を受けたのは間違いなくヒロインのゲルダです。
かわいく愛らしく、そして何よりもその一途さ、けなげさ。
そして宮崎作品に出てくるヒロインも例外なく一途でけなげです。
(二股かけるクラリスとか、浮気しまくるシータちゃんとか、想像さえできません)
ゲルダこそ宮崎アニメのヒロインの原点であり、宮崎さんは継承者としてひたすら忠実にヒロインの一途さ、けなげさを描き続けた。

と、同時に私は思います。
宮崎さんが描いたどのヒロインも、ある意味ゲルダには及ばないと。

今なおラナちゃんを、シータちゃんをこよなく愛する私にはとても言いづらい事ではありますが。


ゲルダは超能力も持たないし王族の末裔でもありません。
何の力もない普通の女の子です。
宮崎アニメのヒロインは一見か弱く見えてもある種のバイタリティ、意地悪く言えば目的の為には手段を選ばぬしたたかさを持ってますが、ゲルダはそういう意味での強さは持っていません。
(間違っても男の股間を蹴り倒したりはしない)

彼女が持っているのは、カイを思う一途な気持ちだけ。
けれどそんな彼女の心が、旅先で出会う人の心を動かしていくのです。
彼女のあまりに純粋な気持ちに触れて、この娘を助けたい、力になりたいと思わずにはいられない。
この物語は人の持つ優しい心を信じる気持ちに貫かれています。
これほどまでにシンプルでピュアな話を、私は知りません。



作品に惚れて原作も読みましたが、翻訳が悪かったのか原作の方はほとんど心に残りませんでした。名作揃いのアンデルセン童話の中で『雪の女王』は特別な位置を占める作品だとは私には思えません。
そのわりに何度も映像化されていますが、それは原作がすばらしいというより、ひとえに1957年に作られたこのアニメに触発されての事だと思うのです。
『アナ雪』は見ていないので評価は控えますが、ディズニーのスタッフもこのアニメを知っているはずです。『アナと雪の女王』と敢えてタイトルを変え、原作を大幅に改変したのは、この名作アニメへの対抗意識があったからこそだと私は思っています。



さすがに今の目で見ると古くさい部分もありますが、『雪の女王』は文句なしに私のお勧めアニメです。
…私自身はVHSでしか持ってないのでおいそれと見れないのが残念ですが。

三度目の鑑賞

三度目の『この世界の片隅に』、見てきました。
たまには違うシアターで見たかったので、大阪市内まで出かけての鑑賞となりました。
小さな劇場ながら平日というのに客席は7、8割埋まっていたでしょうか。いつも地方のガラガラ席で見ていたのでちょっと感動でした。



ところでこの映画は呉が舞台だけに多くの日本の軍艦や日米の軍用機が登場します。その描写の精緻さはミリオタも驚愕するレベルだそうです。

「ミリオタも驚愕するレベルだそうです」

とまるで自分の事を棚にあげてるような言いぐさですが、この映画を見てる間、どうやら私のミリオタ脳は休止しています。完全にすずさんの視点で見ているのか、もしくはすずさんが可哀相で見ていられないのか。
最初にこの映画の空襲シーンを見た時の私の正直な感想は、言葉にするとこうでした。

「こわいひこうきがいっぱい来たよ~」

しかし鑑賞も3度目ともなると落ち着いてスクリーンの隅々にまで目をやる事ができるでしょう。今日はミリオタの端くれとしていろいろ見てやろう、と思ってました。

でも、やっぱりそんな気になれない。
そういうアニメ映画じゃないもんね。

むしろ今回は、前回前々回より重い気持ちで見てました。
この映画、前半は結構軽いノリで笑わせてくれるのですが、もうその先に重い現実が見えてしまっているので、笑えるシーンで笑えなくなってしまってて。
そんな気持ちのまま後半に突入してしまい辛かった。
最後には救いがありますが、そこに至るまでが本当にきつかった。

私がこの映画を勧めた人は(二人います)二人とも、この映画を「難しい」と言ってました。そのわけが、なんとなくわかった気がします。
私が今回そうだったように、もしも前半で笑えなかったら、すずさんに感情移入できなくなって後半がただ辛いだけの映画になってしまうのかもしれません。
(私はとっくにすずさんに惚れてるので、厳密に同じではないが)


1度目、2度目の鑑賞ではただ圧倒されましたが、今回はようやく落ち着いて見れた気がします。
(一番泣いたけどね)

やはりこの話は、2時間という尺では無理がある。
すずさんとリンさんのやりとりを、もっと見たくなってくる。
映画を見るたび、原作の素晴らしさが見えてくる。
原作と映画、どちらにも惚れましたが、映画はやはり片渕監督の解釈による別作品だと思います。戦艦大和がアップで映されるシーンや、すずさんのお義父さんの「2000馬力」うんぬんの話はやはり男の視点ならではのもので、原作のもつ女性らしさから離れている。
そして、そんな解釈をしてもなお揺るぎない、原作の力強さ。
知れば知るほどこの漫画、そして原作者のこうのさんは凄いなあと思います。

さらに言えば、戦争を描くにあたって、こうのさんのやり方、片渕監督のやり方だけじゃなく、もっといろんな切り口があっていいと思えるようになりました。
当たり前の事なんだけど、この作品に打ちのめされてその当たり前さえ見えてなかったので、この2カ月は。


そんなわけで、この映画に対して自分の中でようやくひと区切りつけた気がします。
もちろん拡張版が出れば見に行きますし円盤も買う気まんまんですが、それはそれとして。

私の映画遍歴

年に一度行くか行かないか。
そんな私が去年は4度も映画館に足を運びました。おそらく自己記録。
今年も既に行きました。そして今後も行く気満々です。
なにせTOHOの会員カード作ったくらいですから。
自分でも信じられないほどの豹変ぶり。
そのきっかけは間違いなく『君の名は。』です。

「映画って面白いな」
「映画はやっぱり映画館で見るべきだな」

そんなきっかけを作ってくれた『君の名は。』には感謝しないと。
(そしてこの映画を勧めてくれた人たちにも)


それにしても、自分はなんで今まで映画館に足を運ばなかったのか。
思い返すに、過去に見に行った映画がつまらなかったからです。
当たりもありましたが、相当外ればかり引いてた気がします。
というわけで、私が映画館に見に行った映画を、思い出せる限り列挙してみます。
題して『エトワ-ル☆の外れ映画人生を振り返る』。



『ゴジラ対ヘドラ』
記憶する限り、生まれて初めて見に行った映画。
小学校入学前後に親に連れて行ってもらいました。
その後の映画人生の迷走を暗示するような作品です。



『スヌーピーとチャーリーブラウン』
小学生高学年の時、弟を連れて電車で難波へ見に行きました。
子供だけで都心に出るのは初めてのこと。
当時の私にとっては大冒険でした。



『スターウォーズ』
中学の時、部活仲間で大挙して見に行きました。
その時初めてマクドナルドという所に行き、田舎者丸出しでドキドキしながら注文した際、店員に購入特典をちょろまかされました。
以来マクドへの不信は現在まで続いてます。



『風の谷のナウシカ』
兄弟3人で見に行きました。
下の弟は上から下まで青ずくめの服に身を包み(青色のとんがり帽子までかぶってた)観客から大いに注目されてました。
弟としては普段着で見に行っただけなのですが。



『劇場版ダーティペア』
独り暮らしを初めて一年目、朝日新聞のタダ券もらって見に行きました。
あまりにひどい出来にびっくり。豪華なスタッフ名の並ぶエンドロールに二度びっくり。TV版は面白かったのに。
唯一の救いはエンディング。セクシーなアニメと松原みきの歌は最高でした。



『Let's豪徳寺』
たまたま主演の三田寛子が舞台挨拶に来てました。が、壇上に登ろうとしていきなり階段で派手にコケてました。
駆け出しのお笑いみたいなパフォーマンスが強烈すぎて映画の中身はほとんど覚えてません。
同時上映は南野の『はいからさん』だったかな?



『サクリファイス』
タルコフスキーの遺作。
悪い映画じゃないですが、男二人で見に行ったのが基本的に間違ってた気がする。



『めぞん一刻』
熱狂的なファンがいる原作を大胆に改変し賛否両論を巻き起こした問題作。
まあ私は「ありかな」と思いましたが。
それより同時上映の『ア・ホーマンス』がひどかった。ファンでもない私としては、松田優作は『探偵物語』(もちろんTV版)だけで十分です。
(『野獣死すべし』!? いや角川映画は好きじゃないので)



『プライド・ワン』
バイクの世界選手権の映像の寄せ集め。
好きなライダーの懐かしくも貴重な映像が見れましたが、これを「映画」というのはどうかと。



『銀河英雄伝説』
初のアニメ化を歓迎して見に行きましたが、出来は可もなく不可もなく。
これも同時上映の『最終教師』がひどかった。芦田豊雄が監督して許されるのは『アラレちゃん』だけだと思う。
というかそもそもカップリングおかしいでしょ!?
(そーいえば「同時上映」って最近聞きませんね)



『私をスキーに連れてって』
何でこんなもん見に行ったんだろ?



『帝都物語』
当時は実相寺監督の過去の業績を知らずに見に行ったのですが… 
知った今でももう二度と見たくありません。



『火垂るの墓』『カリ城』『ナウシカ』『ラピュタ』『トトロ』
お得なオールナイト5本立てを見に行きました。
しかし初っぱなのボディブローが鬱すぎる。
この時のお目当てはラストの『トトロ』でしたが半分寝てました。結局トトロは今に至るも通しで見たことありません。



『ストーカー』
これもタルコフスキーの傑作。
我ながらいい選択肢だったと思う。



『クールランニング』
自分で見に行った映画の中では最上級の大当たり。
なのですが一緒に行った彼女が自分の手柄のごとくドヤ顔してたのがムカつくんじゃ!



『未来世紀ブラジル』
これを見に行った私を自分は褒めたい。
ちなみにカップリングは『シルバラード』だったか?
SFと西部劇ってどんなカップリングじゃ!



ノルシュテルン作品てんこ盛り
当時首都圏に住んでいたメリットのひとつが、こうした企画ものの上映に恵まれること。
安牌なのがわかりきっていたので、そういう意味で面白味はなかったですが。
ちなみに私は『話の話』より『霧の中のハリネズミ』のほうが好きです。



『シザーハンズ』
なんでこれ見に行ったんだろ?
(いい意味で)



『キャンディ・キャンディ』
『Marco 母を訪ねて三千里』

いずれも過去の名作のリメイク版。
私がアニメリメイク恐怖症に至った要因でもある。



『エスカフローネ』
会社の後輩を誘っていきました。
後輩は満足してましたが、当の私は「…」
たとえTV版と同じスタッフを揃えても、あの奇跡的名作を再現するのは難しかったか。



『ジャンヌダルク』
こちらはその後輩に誘われて行きました。
前半完璧、後半失速。惜しい映画だ。



『スターウォーズ・エピソード1』
誘われたら断れない映画それがスターウォーズ。
しかし大スクリーンだから許せましたが、TVなら見る価値もない作品でしたな。



『同・エピソード3』
駄目とわかってて見に行きましたが、想像の上を行く駄作でした。



『ハウルの動く城』
『風立ちぬ』

宮崎アニメもなんだかんだで誘われるし、断れません。
自分自身のアニメ原体験が『ハイジ』『マルコ』『コナン』なこともあるし。
『千と千尋』『もののけ姫』あたりも映画館行ったかもだけど覚えてません。



そして去年は『スターウォーズ・エピソード7』『君の名は。』『この世界の片隅に(2回)』と見てきました。


wikiとかで調べず記憶だけで書いたので年代とかデタラメかもしれませんが、今まで映画館で見た大半の作品を羅列できたと思います。

こうして見ると「意外といい映画見てるじゃん」とも思えますが、やはり外れ率も多く、何より絶対数が少ないですね。
逆に「なんであれ見に行かなかったの?」って映画がいくつもあります。
『惑星ソラリス』『ブレードランナー』『ムトゥ』……
最近だと『マッドマックス怒りのデスロード』や『シン・ゴジラ』も見とくべきだったなあ。

果たして今年はいい映画に出会えるでしょうか。
去年が豊作すぎたので、そこまで期待はしてませんが。

それでもTV派

こんばんは。
『この世界の片隅に』が好きすぎて、パンフや原作を買うだけで飽き足らず監督やのんちゃんや他のスタッフの情報まで、手当たり次第ネットで探ってるエトワ-ル☆です。

今日はコトリンゴさんが出ているラジオ番組を聞きました。
(コトリンゴさんは『この世界の片隅に』の楽曲を作ってます)
いろいろ面白い話が聞けました。
大阪出身の彼女は若い頃は東京に憧れていて、特に雑誌で見る東京のカフェに強く惹かれていたそうです。
…って、なんかどこかで聞いたような話だなあ。
コトリンゴさん、携わるべきアニメ映画を間違ってませんか?
何なら今からでもRadwimpsと入れ替わったらどうですか!?
(そんな事したらどっちの映画もコケそうだが)



そういえば先日、『この世界の片隅に』観客動員数130万人を記念した公式動画がYouTubeにアップされてました。



【すずさんのありがとう】

片渕監督監修のもと、のんさんが新たに声を入れてます。
すずさんのおしゃべりはそれだけで至福です。
これを見て聞いて、思わずにいられませんでした。
「このアニメがTV化されればなあ」



『この世界の片隅に』は、間違いなく私の今まで見た中で一番の映画です。
けれど一番のアニメかと言われたら… 
やはり私の答えは変わりません。
今でも一番は『コメットさん☆』です。
だってTVアニメとアニメ映画は別物だから。
尺の長いTVアニメのほうが、キャラへの感情移入が深まるから。

もしも『この世界の片隅に』があのクオリティを維持したままTVアニメになったなら、一番好きなアニメの座は私の右上の奥歯のようにグラつくことになるでしょう。
それはありえないこととわかってはいるけれど。
せめて、既に絵コンテだけは仕上がっているという、監督が本来作りたかったという幻の拡張版は見たいなあ。
その前に、まずは3度目の鑑賞ですね。


だだ漏れる才能

好きではないamazonで買い物をしました。
そうまでして欲しかった本なので。



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ユリイカ16年11月「こうの史代特集」号
こうの史代『夕凪の街 桜の国』



こうのさんの漫画『この世界の片隅に』は、映画を見た翌週に買いました。今では私の愛読書です。
映画と原作漫画が互いを補完しあってる。最高の形で作品をリスペクトしてもらった幸せな漫画です。
それもこれも原作のクオリティが高いからこそ。
こうの史代さんのことは今まで全く知りませんでしたが、こんな凄い作品を書く人がいたなんて。
そんなわけでどうしてもこの人の他の作品が読みたかったのです。
現在、新本で手に入るのは『この世界の片隅に』の他には、この『夕凪の街 桜の国』だけのようですね。


この漫画も戦争、それも原爆というテーマを扱っていると聞いて読む前は少し腰が引けていたのですが、やはり重い話でした。
重い話でしたが、絵柄が軽妙な事もあってすんなり読めました。
(ひょっとして、私が原爆という重いテーマに対して鈍感なだけかもしれませんが)

こうのさんは重いテーマをことさらに重く見せない、バランス感覚に優れた人ですね。
まず、絵そのものが魅力的です。特に若い女性を活き活きと描いてます。手足の指先まで神経の行き届いた、登場人物のしぐさを見ているだけで楽しくなる、そんな漫画です。
そして何より魅力的なのは、どんな時にもユーモアを忘れない心。
それでいて時には人の心に潜むトゲをかいま見せる深い人間観察。
それらをセリフでなくサラッと見せる漫画的手法の上手さ。
そのうえ文章まで上手いのだから手の付けようがない。
ざっくり言えば、センスのいい漫画家。
いや、センスのかたまりのような漫画であり漫画家です。
言葉ではなく絵で書かれた詩を読んでるような、そんな心地よさを覚える漫画です。



けれど正直に言えば『夕凪の街 桜の国』は『この世界の片隅に』ほどは私の心に刺さりませんでした。
(先に『この世界の片隅に』を読んでしまったせいでしょう)
もちろん良作だと思いますが、むしろ、
「これほどの人なら、こういう題材じゃなくてもっといろんな話を魅力的に描けるだろう」
と思ってしまうので。
さらに言えば、『この世界の片隅に』に比べて『夕凪の街 桜の国』はどこか淡々としていて。逆に言えば『この世界の片隅に』には『夕凪の街 桜の国』にはない気迫というか凄味を感じます。

『夕凪の街 桜の国』が自分の代表作とみなされてしまう。「戦争漫画家」という烙印を押されてしまう。

その事に、こうのさん自身が納得いかなかったのではないでしょうか。
『この世界の片隅に』の、特に終盤の畳みかけるような展開には、

「自分の代表作は自分が決める」
「これが私の代表作だ」

そんなこうのさんの執念を感じるのです。
そういう意味では、『夕凪の街 桜の国』の存在そのものが『この世界の片隅に』を生み出す原動力になったのだと思います。
片渕監督にとって『マイマイ新子』がそうであったように。



さて、もう一冊の「ユリイカ」特集号には、こうのさんの単行本未収録作品がいくつか掲載されています。
こちらはシリアスな要素の少ない日常系の短編です。
とりとめのない4コマ漫画の中にさえ、優れたクリエイターの持つ洞察力がちりばめられている。それも意図して入れたというより、ただ自然に描いているみたいに。
作者本人の苦労には関係なく、読む側からは何の苦労もなく描いたように見える。
この人は生粋の漫画家なんだなあ、と思います。
この人ならきっと何を描いても面白く読ませてくれるに違いない。
そう思わせるだけの説得力が感じられます。


こうのさんの漫画、他にもいろいろ読みたくなりました。
ただ、先に述べたように、単行本が出てないんですよね。
電子書籍版ならちらほら出てるんですが、あれはどうも苦手で。
とりあえず古本屋をあさってみるとします。
弟のお勧めは『ぴっぴら帳』なのですが、私は動物の漫画にあまり興味ないので、
(そのジャンルは、たかなし先生で間に合ってる)
女の子が元気よく動き回る話とか読みたいなあ。

そうそう。
こうのさんの作品には、いわゆる「百合」成分が多いですね。
『夕凪の街 桜の国』という重い話の中でさえ「隙あらば百合」というこうのさんの一貫したこだわりには清々しささえ感じます。
私は基本的に、そういうのは興味ない(というか、理解しようと苦心したけど結局理解できないまま)のですが、なぜかこうのさんの描くナチュラル百合属性は全然オッケー。
というかむしろ「どんと来い!」っす。

私ももこうのさんの手によって、遂にその方面に開眼する日が来たのかもしれません!?


プロフィール

雪山雪男

Author:雪山雪男
「艦これ」大好きな元「Answer×Answer」プレイヤー。
老眼と戦いながらプラモ作りに励んだり、気まぐれで小説を書いたりする日々です。

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