フルコースをつまみ食い

先週以来の胃もたれ、いや肝臓もたれが続いてます。仕事がキツく感じます。何より、美味しいものをお腹いっぱい食べれないのが悲しい。
(たとえ食べれても、後で身体が悲鳴をあげます)
これが年をとるって事なのね。
それは残念ながら食事に限ったことじゃありません。
内臓だけじゃなく脳味噌も胃もたれするのか、マンガやアニメもチラ見しただけでお腹いっぱい。
いわゆる「食わず嫌い」になってます。
(なぜか「ミク」だけは別腹だけど)


そんな私ですが、今『3月のライオン』というマンガを読んでます。
こないだ読んだ『テルマエ・ロマエ』はお茶漬けのようにサクサク読めましたが、こちらは絵も話も登場人物もその他あらゆる意味でサービス精神旺盛な重量級。
ふうふう言いながら味わってます。
それにしてもこの濃厚な味わいときたら。
まるで一流のシェフが吟味を重ねて選び抜いた素材を使い、下ごしらえに気の遠くなる時間をかけ、さらに秘伝のスパイスを効かせて調理したような極上の一品ですね。
フランス料理のフルコースを食べてるような気分です。

若い頃なら舌鼓を打ち「おかわり、おかわり!」って叫びながらアッと言う間に読破してしまうと思います。
けど今の私には重い。気張って作られた料理って食べ疲れしちゃうんですよね。一口ふた口頬張るぶんにはご馳走なんだけど。
なので毎日ちょっとずつ、つまみ食いするみたいに読んでます。



私が本来好きなマンガ家は、ネタを新鮮なまま手早く調理して調味料も目分量でやっちゃう「鮮度重視」タイプ。
(楳図かずおとか松本零士とか)
でも、才能のある人がかっちりとレシピ重視で作る作品もよいものです。羽海野さんにはそうした匂いを感じます。
ちなみに私の最も敬愛するたかなししずえ先生もレシピに忠実なタイプですが、あの方の作品は「タイプ」を超越してます。きっちり作られていながらも全てが自然で軽やかでどこにも淀みがありません。
まるでモーツァルトのセレナーデのように。
先生はきっとホントは人間ではなく、たまたま地上に生まれマンガを描いてる天使様に違いないと思ってます。

最後の数行は余計でしたか?
でも優れた漫画家の事を考える時、私はたかなし先生の事を思わずにいられません。なんでこんなに優れた方が正当な評価を受けてないのかと。
(その事はまたいずれ語りたいと思います)

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雪山雪男

Author:雪山雪男
「艦これ」大好きな元「Answer×Answer」プレイヤー。
老眼と戦いながらプラモ作りに励んだり、気まぐれで小説を書いたりする日々です。

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