改めて名作マンガを読む

以前から「読みたいな」と思うマンガがありました。
知名度は高いものの何故か本屋には置いてなくて。
ですが先月、珍しく本屋を覗いたらそのマンガがありました!



14090701.jpg

その時は何かの理由で買えず、翌週買いに行ったら売り切れ。
「今を逃せば、何故かあと5年は読めない気がするッ!!」
そんな強迫観念にとりつかれて本屋やコンビニをハシゴし、最後は友人の/Pに「あそこのコンビニで売ってたで」と車で連れて行ってもらいようやくゲット☆
(いつもいつも、/Pにはお世話になってます)

そんなわけで久しぶりに『はだしのゲン』を読みました。


『ゲン』を最後に読んだのはいつだろう(覚えてないや)。
最初に読んだのは中学生の時。マンガなど置いてないはずの図書室になぜか白土三平の『赤目』とこの『はだしのゲン』だけは置いてあって。
なので当然のように読みました。

昔読んだ物を大人になって改めて読むとイメージが全然変わってたというのはよくありますが、『ゲン』に限ってそれはなかった。
それだけ最初に読んだ時のインパクトが強烈だったのでしょう。
赤犬を殺して食べようとするシーンなど、ほぼ記憶通りでした。
ストーリー的には改めて読む必要を感じないくらい、『ゲン』の話は自分の骨髄に沁みているんだと改めて思いました。


そのいっぽう、読んでいて何度も思いました。
「『ゲン』ってこんなに面白かったっけ?」
居間で読みながら何度も笑い転げてました。
傍らにいた母が眉をしかめ、
「『ゲン』って笑える話と違うやろ?」
というのですが、面白いんだから仕方ない。
中沢さんのユーモアのセンス、苦しい時にも些細な事に笑いを見いだすバイタリティーは天性のものなのでしょうか。

『ゲン』がもし原爆の悲惨さを訴えるだけの重苦しい漫画なら、今に至るまで多くの人に読み継がれる事はなかったでしょう。
実話を元に描かれながらも存分に娯楽性を詰め込んだ作品なんだと、久しぶりにこれを読んで初めて気づきました。
『はだしのゲン』は意外な事に『少年ジャンプ』連載だったのですが(その後出版社を転々とするが)、今読むと意外でもなんでもなく、むしろとてもジャンプらしいマンガだと思います。
というかこんな重いテーマのマンガを、ジャンプだからこそここまで「読ませる」作品に出来たのじゃないかと。

野放図に、感情に突き動かされて描き殴ったかにみえて、作品にまとまりがある。そしてエピソードがややてんこ盛りに過ぎるくらい詰め込まれ読む者を飽きさせない展開。
これはプロのマンガ家とプロの編集者が共同で作ったプロフェッショナルな作品だと感じました。
編集者が作者の思いを尊重し、作者が編集者の意見を真摯に受け入れ、そうして描かれたマンガ、そんな印象を受けました。作者と編集者のあるべき姿、強い信頼関係を私はこのマンガに見た気がします。

もっとも(友人に指摘されて気づいたのですが)『ゲン』はジャンプ三大要素のうちの「勝利」が欠けていますね。
でも日本が負ける話だからしょうがないよなあ。
ゲンが勝利するって、どうすりゃいいんだ?
ゲンが徒党を組んでGHQに殴り込みマッカーサーに小便でもかけちゃればええんかのう。
ま、まあそれはそれ。
『はだしのゲン』、面白かった。買ってよかったです。


あ、最後に(どうでもいい事だけど)『ゲン』を読んで一番共感したシーンを紹介します。
ゲンの弟の進次が軍艦の模型を欲しがる場面、ここメッチャ共感しちゃいました。
「うわ~ん、軍艦がほしいよ~」
そうか、軍艦が欲しいか。わしだって、わしだって軍艦が欲しいんじゃ、谷風や早霜や清霜がほしいんじゃ!
鎮守府に着任して1年以上たつのにまだ初風も持っとらんのじゃ!!
なんであの時、春イベのE-5を頑張って酒匂さんをゲットしなかったんじゃ、

わしのバカタレっ!


(未練が残るのうグスン)


…どうやら私と進次の精神年齢はほぼ同じです。

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プロフィール

雪山雪男

Author:雪山雪男
「艦これ」大好きな元「Answer×Answer」プレイヤー。
老眼と戦いながらプラモ作りに励んだり、気まぐれで小説を書いたりする日々です。

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