はじめてのチュロス

それは8耐から帰ってきてまもなく、母とテレビの旅行番組を見ていた時でした。
女性たちがスペインの街角でチュロスを買い求め美味しそうに食べてるのを見て、母が言うのです。

「『チュロス』って何や!?」
「はあ?」

気の毒な母は、チュロスを食べたことはおろか、見たことも聞いたこともないというのです。
いくら田舎に住んでるとはいえ、そりゃあんまりだ。
私はチュロスのなんたるかを説明しようとしました。ドーナツより硬く、でも美味しくて、ディズニーランドでは30年も前から定番なんだよと。しかし言葉ではどうにもわかってもらえません。
「ならば本物のチュロスをみせてやる、今すぐにだ!」
さっそくチャリンコを漕いで近所のスーパーに駆け込みました。
ない。ない。どこにもない!
売ってるのが当たり前と思ってたチュロスが、ない!
さすが忠岡町。「町」を名乗るだけあって都会のおしゃれな食べ物など売ってやしない。
そうか。町民は沢庵でもかじってろという事か。
私はやむなく4個入り158円のプリンを買って帰り、母にはそれをチュロスだと言い張りました。
しかしそんなごまかしもいつまで通用するものではありません。
敗北感にうち震える私は翌日コンビニに立ち寄り再びチュロスを物色。
ここにもないかと諦めて帰りかけた時、レジの前のドーナツ売り場にありました!


15080201.jpg
ミルクチュロス(税込み100円)。

最近のコンビニはコーヒー攻勢に続いてドーナツ販売にも力を入れているようです。
「近所のミスドがつぶれたのはこいつらのせいだ」
と内心憤っていたのですが、こうしてチュロスを手に入れることができたので、許す!

さっそく母に手渡しました。
母は「すぐに名前忘れてしまう」からと、袋に「チュロス」と書き記しました。


15080202.jpg

そんな事してるヒマにさっさと食え!

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雪山雪男

Author:雪山雪男
「艦これ」大好きな元「Answer×Answer」プレイヤー。
老眼と戦いながらプラモ作りに励んだり、気まぐれで小説を書いたりする日々です。

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