先生の近況

先日はブログに愚痴を書いてしまいました。胸の内にため込みすぎるのもよくないと思ったのですが、適当に無視してもらえれば幸いです。
書いてすっきりもしましたが後味の悪さも残ったので、気分を替えて私の好きなシュミの事を書きます。
それもとびきり好きな物の事を。


先日、行きつけの図書館に行きました。
(世間一般的には「歯医者の待合室」と呼ばれています)
蔵書は2~300冊程度でしょうか、しかし内容は充実しています。
ここで出会った『ヒカルの碁』は生涯の宝物ですし、昭和テイスト満載のひおあきら版『宇宙戦艦ヤマト』や、貴重な『コメットさん☆』の絵本まで置いてある。
そして先日またしてもそれらに匹敵する、いや私にとってはそれ以上の宝物に出会えました。
それはこういう雑誌です。



16020701.jpg
少年画報社「思い出食堂」


普段こういうのは読まないのですが、蔵書をあらかた読み尽くし「シュミじゃないけど暇つぶしに」と手にとりました。
「おにぎり」「ナポリタン」「餃子」など庶民の味をテーマにいろんな漫画家が競作する読み切りアンソロジーです。
思いのほか面白くて、何作かパラパラと読み進みました。
何作か読み進めたところで、目が点になりました。
(う、 そ、 だ…)
きっと私は口をポカンと開け放心状態になってたと思います。
声にこそ出しませんが、赤壁で敗走した曹操が関羽にでくわしたくらいの衝撃に襲われました。
もっとも私の場合は嬉しい衝撃なのですが。

この絵柄、この作風。見覚えがあるどころじゃない。
紛れもない我が教祖・たかなししずえ先生ではないですか!?




唐突ですが、私の大好きなRCサクセションのアルバム『RHAPSODY』のジャケットの帯に、こんなメッセージが添えられています。

『こんなイカシタやつらと同じ時代、同じ国に生きてるなんて素敵じゃないか!』

私は先生の漫画を読むたびに、このメッセージを思い起こすのです。
こんな素晴らしい方と同じ国、同じ時代に生きていられるなんて。

RCはとっくに解散しましたが先生は今もこうして書いています。
「史上最も偉大な芸術家はモーツァルトとたかなししずえ」
と信じる私にとって、それがどれほど嬉しい事か、わかってもらえるでしょうか?
例えて言うならモーツァルトが今もウィーンでバリバリに新作を書いてるようなもんです。
それがどれだけありがたいことか、わかってもらえますか?



先生の作品を読むのはいつだって至福の瞬間です。
まして始めて読む作品なら、なおのこと。
本来ならば冷水で禊ぎをすませ塩水でうがいをし身体を清め、先生の住まう安房鴨川を遥拝し五体投地をした後に読むべきものですが、ここは神聖な図書室。それも叶いません。
心の中で(ありがたや、もったいなや)と唱えながら読みました。

それにしても。ああ。
先生のこの筆の冴えはどうでしょう。




16020702.jpg
私が言葉を尽くすより、この絵を見れば一目瞭然


1975年に『桃太郎よりお星さまへ』でデビューして40年。その腕は衰えるどころかますます冴え渡るばかりです。
すっかり「萌え絵」に慣れ汚れてしまった目の奥までも洗い清めてくれる純粋無垢な絵柄。先生のお人柄がにじみ出たほこほこのストーリー。
これこそしいちゃま。
天使の才能を持った希有の人が不断の研鑽を積んでたどり着いた境地がここにある。

「たかなししずえの漫画家としての全盛期はいつ頃か?」
そう尋ねられたら、ファンとして迷わず答えましょう。
「今です」と。

自分の一番好きな漫画家。
他の漫画家を全員足したよりも大好きな先生。
その人の新作を今も読み続けられるだけでもありえないくらい幸せなのに、嘘偽りなく「今が全盛期」と思える。
ファンとしてこれ以上の幸せはあるでしょうか。


先生ありがとう。少年画報社さん、ありがとう。そして待合室にこんな素敵な出会いを用意してくれた歯医者さん、ありがとう。
先生が描き続けられる限り、私も幸せであり続けます☆




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雪山雪男

Author:雪山雪男
「艦これ」大好きな元「Answer×Answer」プレイヤー。
老眼と戦いながらプラモ作りに励んだり、気まぐれで小説を書いたりする日々です。

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