気に入った3冊(その2)

最近読んだ本の中から気に入ったものを取り上げてます。
今回は(漫画ですが)これ。


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『咲-Saki-』 小林立

これのアニメが面白かったというのは以前お話ししたのですが、その後、原作の漫画の方にもハマりました。

麻雀マンガでありながら見ての通り「萌え」を前面に出している。そういう意味で今までになかったタイプの作品ですが、単にそれだけにとどまりません。アニメを見ていた時もうっすら感じていたのですが、とにかく作りが丁寧なのです。


主人公たちの戦いぶりは自分や他人の牌があらかじめ見えているかのようなチートプレイ。一見なんでもアリの安っぽいマンガにみえてその実、麻雀という競技の基本をキチンと押さえています。土台がしっかりしているからこそ、主人公やライバルたちの華麗な打ち回しが一層映える。
そしてそれ以上に惹かれていくのが、キャラクターの描き込みの丁寧さ。派手な展開に最初は気づかなかったのですが、細やかで行き届いた人物描写に、読み進めるほどその世界観に引き込まれてしまいます。

話のおおまかな流れとしては、高校の麻雀部が5人一組のチームでインターハイを勝ち上がっていくというストーリー。
(『咲-Saki-』の世界では競技麻雀が世界的に人気があるという設定)
麻雀は4人で戦うので、例えば県予選の決勝だけで4×5の20人が戦うわけですが… このマンガでは恐ろしいことにその20人のキャラのほぼ全員に性格づけがされています。
主人公にやられるためだけに登場するキャラ、というのはほぼ皆無。登場人物ひとりひとりに感情移入できてしまうので、どのキャラにも勝ってほしい、負けてほしくない。そんな気持ちにさせられてしまいます。

こういう書き方なので話が盛り上がるのもむしろ当然。そのぶん作者の負担は大変なものだと思うのですが、その描写はどこまでも丁寧。いや、丁寧なあまりテンポが遅すぎたり、戦いが終わった後の描写も長々と続いたり、
(女性が描いたエロまんがを読まされているようなw)
アニメから入った私はコミックスを読んで驚きました。
「そこまで書くのか」と。

作品の完成度という意味ではやりすぎだと思うのですが、でも読んでいて嫌な気にはなりません。
この作者さん、この作品に、この登場人物たちに、よほど入れ込んでるんだなあ。


アニメの方はストーリーの盛り上がりを重視して、その前後の話は多少端折っています。アニメの方はあれでよかったと思うし、原作の濃厚な味わいもこれはこれでいい。どちらも好きだし、上手いこと棲み分けできてるなあ、と思いました。

まだ8巻までしか読んでませんが、これからまだまだ登場人物増えそうで「大丈夫か?」とは思いますが、続きを読むのが楽しみです。



それほど魅力的なキャラが多い『咲-Saki-』 。
勝手ながら自分の好きな『咲-Saki-』 キャラランキング(途中経過)を作ってみました☆


10位(同率)
 竹井久(清澄高部長)
 国広一(龍門渕高)
 東横桃子(ステルスモモ)

もう好きなキャラ多すぎて、部長をこんな所に追いやって申し訳ない。まこさんはランク外にせざるをえない。


9位 藤田プロ

周りが高校生ばかりなのでおばさんに見えてしまう気の毒なヒト。
よくあんなバカ食いして太らないもんだ。成人病には気をつけてください。


8位 片岡優希

見た目でいえばトップクラスに好きなのだが、なにせ個性的キャラが多すぎるからなあ。京ちゃんとお幸せに。


7位 福路美穂子

「ザ・いい人」。並のマンガやアニメなら「一番好きなキャラです」と断言できるくらい好きなキャラです。


6位 宮永咲

最初は一番好きなキャラだったんですが… 知らなかったんです。まさか人間じゃなかったなんて。
お姉さんも凄いらしいですね。


5位 天江衣

衣はかわいいなあ


4位 原村和

自分が巨乳キャラに惚れるということはまずありません。それほどののかが魅力的だということです。
(今までに惚れた巨乳キャラは則巻みどり、式条沙織、原村和の3人だけ)


3位 龍門渕透華

パッと見は典型的なお嬢様的やられキャラですが、話が進むにつれ魅力全開。高貴な姿といい秘めたる優しさといいメテオさんを彷彿とさせますが、衣のためを思う時には清々しいまでに優しさを前面に押し出してくる、そのまっすぐなところがヤバい。私のハートはとっくに透華様にえぐられっぱなしです。ときおりメテオ様より魅力的に思えてくるから困る。



2位 池田

人気ありますね池田。
やたら名言吐きまくるし。
いいよね池田。


1位 加治木ゆみ

とても高校生に思えない落ち着いた魅力。県予選の決勝で人外の化け物と戦っている最中も己の力をわきまえ淡々と戦うその姿に惚れました。

「まだまだここで牌を触っていたい
 できれば何局でも
 ここで続きを打ちたい気分だ」

対局後の彼女の言葉は、読者の思いでもあり作者の思いでもあるでしょう。


この漫画の奥深いところは、たとえセリフがなくても牌の流れを見ることでその人の思いまでもが伝わってくるところです。そういう意味では何度も読み直して楽しめる美味しさがあるし、麻雀漫画の可能性を広げてくれる凄いマンガだなあと思います。

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プロフィール

雪山雪男

Author:雪山雪男
「艦これ」大好きな元「Answer×Answer」プレイヤー。
老眼と戦いながらプラモ作りに励んだり、気まぐれで小説を書いたりする日々です。

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