永遠の君に誓う

本に対する自分の姿勢が変わってきました。
以前は少しでも気に入らない本は読まなかったのですが、性根を入れ換え、少しでも興味のある本は読むようにしています。
(まあ、悪い事じゃないと思う)

読書量は増えました。弟に借りたり古本屋で見つけたりネットで買ったりして。おととしあたりまでの読書量が年に3冊ほどだったのを考えると見違える成果です。
但しこのブログで取り上げていないのは、そこまで心に残る本がなかったからなのですが。

そんな中、この本に出会いました。


16082501.jpg
『アンゲルゼ 永遠の君に誓う』
須賀しのぶ コバルト文庫

ネットを散策してた時、通りすがりのブログでこの本が熱烈紹介されていたのを記憶の隅で覚えていて、古本屋でたまたま見つけたので買いました。
(しかも最終巻)

何の期待もせず暇つぶしに読み始め、それまでのあらすじを知らない事もありただズルズルと読んでいたのですが、


そんなナメた読み方してごめんなさい

魅力に気づくのに相当時間がかかりました。が、終盤に差しかかる頃にはかぶりつくように読んでました。
(そして読み終えてすぐ2周目に突入)


シュミか? と訊かれたら、全然シュミじゃないです。
こんな暗くて残酷な話、自分は何で読んでるんだろう。
なんで作者はこんな話を書けるんだろう。
けれど優れた文章表現力が、そして悲惨な境遇を懸命に生きる主人公たちへの共感が、この本を手放すことを許してくれません。


細かい感想を書きたいのは山々ですが、今は読了直後で完全に打ちのめされ言葉がありません。
(必ず全巻買って読み直します)

「最高に素晴らしい作品」とも思えるし「一体誰のために書かれた本なのだろう」とも思うし「なんでもっと評価されないんだろう」とも思える不思議な本です。
そして「永遠の君に誓う」という副題はこの本にぴったりだと思います。
いっけん安っぽいラブストーリーを思わせる副題だけど、主人公たちの真っ直ぐで切ない愛を表現するのにこれほど似合う言葉はないと思います。

切なくて、残酷で、儚くて、それでいて癒されて、けれどやっぱり切ない本です。

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雪山雪男

Author:雪山雪男
「艦これ」大好きな元「Answer×Answer」プレイヤー。
老眼と戦いながらプラモ作りに励んだり、気まぐれで小説を書いたりする日々です。

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