OASYS専用PCの作成(実践編)

OASYS専用機、ポメラ、KOBO Touchといったテキスト端末を統合的に運用するために1台PCを組むことにしました。
OSはWIN2000、FDD内蔵。そんなレトロなマシンを。
手元のマザボの中で適任と思えたのはこれ。


12101301.jpg
PC CHIPS M863G

「Socket563」という檄レアマザーボード。
CPUはMobileAthlon2100+(1.6GHz)。
ワープロ用途には十分な性能だし「Mobile」と称するCPUだから省電力に違いない。
…と思ったら、実測値はアイドル時で50W!
速攻で却下です。

この時代はPCにパワーのみを追い求めていた時代。
(その頂点がPentium4であり悪名高いPentiumDでした)
レトロPCに省エネも求めるなら、更に時代を遡る必要がありそうです。

思い切って一番古いマザボをひっぱり出しました。



12101302.jpg
EPOX MVP4-F
(写真はマニュアルの表紙です)

古のSocket7マザボ。
ワープロ用途ならこれでも使えるはず。
さあ、こいつにどんなCPUを差してやろう。
写真のマザボに差さってるCPUは伝説のCyrixですが残念ながら私は持ってません。
代わりに用意したのはこれ。


12101303.jpg
CPU候補1「IDT WinChip2/200」
(200MHz / 3.52V)

マニアック、そして恐ろしく低性能な石。
おそらく同一クロックの無印Pentiumにも負けます。
しかしピカいちの省エネCPUでもあります。
ホンキでこれらを具材に組んでみました。

CPU WinChip2/200
M/B EPOX MVP4-F
メモリ 256MB
HDD CF16GB(CF-IDE変換基盤使用) 

メモリは256MBを2枚の512MB積むつもりが、マザボが256MBしか認識しませんでしたw
(そういう時代もあったんですね)

さて消費電力のほうは、
idle 18W / Full 25W
と優秀です。win2000も無事インスコ。
しかし性能が…
ファイルコピーするだけでCPU使用率100%。
あきまへん。
思えばこの石、買ったはいいけどほとんど常用に使えたためしがないです。
最後のチャンスもこうして失敗。もう二度と使うことはないでしょう。さようならWinChip2。


さあ次の候補、いきます。

12101304.jpg
CPU候補2 「AMD K6-2/300」
(300MHz / 2.2V)

私が初めて自作したPCに積んだ思い出の品。
これを15000円で買った時、側にいた見知らぬ客に、
「あ~あ、一週間待ったら5000円下がるのに」
と言われたのがいまだに忘れられません。
CPUなんて欲しい時に買えばい~んだよ!

その当時吟味に吟味を重ね清水から飛び降りる覚悟で組んだPC、そのCPUです。悪かろうはずがない。
ええ、今でもこの程度の軽い作業なら十分こなします。
消費電力は、
idle 18W / Full 33W
とやや高め。

性能は十分ですが、より最適なCPUを探してみます。


12101306.jpg
CPU候補3 「AMD K6-Ⅲ/333」
(333MHz / 2.2V)

先ほどのK6-2に256KBのセカンドキャッシュを載せたCPU。
AMDの意地が詰まった私の大好きな石です。
ただし消費電力が高めなのが玉に傷。
実際の消費電力を計測してみると、
idle 18W / Full 38W
といったところ。
性能はもちろん十分です。


ついでにもうひとつとっておきのCPUを。


12101305.jpg
CPU候補4 「AMD K6-2+/500」
(500MHz / 2.0V)

128KBのセカンドキャッシュを搭載した、K6-2とK6-Ⅲの中間の性能を持つ石。
クロックが高いので性能はsocket7最強クラス。
電圧が低いので消費電力も期待できます。
計測値は、
idle 19W / Full 39W
K6-Ⅲ/333とほぼ互角か。
体感性能は他のCPUを凌ぐ別格の速さです。



性能だけを考えればK6-2+で決まりです。
しかしMax39Wの消費電力は無用に高い。
CPUの性能を落としてでも消費電力は下げたいです。
幸いこの頃のマザーボードはCPUのFSB、倍率、そして電圧まで全て手動で細かく設定できます。
これらを組み合わせ、必要とする性能を最低の消費電力で達成する組み合わせを調べてみます。

一見最有力候補はK6-2+に見えますが、このマザボのCPU電圧は2.0Vが下限。定格が2.0VのK6-2+ではこれ以上消費電力を下げる手段が乏しい。
一方K6-Ⅲは定格が2.2Vなので、クロックや倍率を下げ2.0V駆動させれば、まだ相当消費電力を削れそうです。

K6-Ⅲでいろいろ試した結果、
66MHz*2.5(166MHz)2.0V時に、
idle 16W / Full 26W
となり性能的にも満足できるものになりました。


K6-Ⅲが登場した当初は、消費電力が多く、非対応のマザボに差すとレギュレータが焼けると言われたものですが、現在のCPUに比べればかわいいものですね。
底力のあるK6-Ⅲなのでここまでクロックを落としても今回の目的には十分使えます。


12101307.jpg

というかこのマシンのボトルネックはCPUではなくHDD代わりのCFなので。
なにしろwin2000を起動させて使えるようになるまで5分はかかります。
今さらHDDは使いたくないしSSDを変換アダプター買ってまでつける気もないので「休止状態」を多用することにします。
これなら起動は30秒で済みます。
さらに少しでも起動を短縮するため、メモリを256MBから128MBに減らしました。
これによって消費電力も、
idle 15W / Full 25W
と僅かに低下。
なかなかいい線に落ち着いたのではと思ってます。
ええ、マジでこのマシン、常用するつもりですよ。

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雪山雪男

Author:雪山雪男
「艦これ」大好きな元「Answer×Answer」プレイヤー。
老眼と戦いながらプラモ作りに励んだり、気まぐれで小説を書いたりする日々です。

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